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「Echoes for unknown egos - manifestations of sound」/ 石若駿 + YCAM

¥4,500 税込

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石若駿+YCAM「Echoes for unknown egosー表現しあう響きたち」は、石若の演奏データをもとに、音を奏でる5人の共演者たち(エージェント)と石若がセッションをおこなうパフォーマンスです。石若の音楽に対する考え方、演奏方法、演奏データを「遺伝子たち(egos)」として、それをもとに生成した未知の音を、石若にフィードバックさせることで、石若から新たな演奏方法を導き出す試みです。
山口情報芸術センター[YCAM]にて、2022年6月4日、5日に行われたフィジカルライブの音源が、この度発売されます。
4日は石若駿、5日は石若とサックス奏者松丸契がエージェントたちと共演しています。
本作はエンジニア葛西敏彦のレーベル「S.L.L.S Records」よりリリース。葛西自身がパフォーマンスの録音、ミックスを担当しています。
2日間のライブを納めた2枚のCD、映像ドキュメントDVD、パフォーマンス当日に配布されたパンフレット、石若が書き下したセルフライナーノーツとポスターが含まれています。グラフィック・デザインは畑ユリエが担当。

「Echoes for unknown egos」に登場するソフトウェアやアクチュエーターが実装されたエージェントたちは、AIを組み込まないものとそうでないもの、つまり、石若の演奏と密接な関わりを持つもの、または自立性を持つものに大別されます。
リズムを解析し、パフォーマンス会場中に配置されたドラムセットを叩くAI、同じくリズムからメロディーやベースラインを生成し、MIDIピアノを演奏するAI。石若の演奏によって速度が変化する回転式のパーカッションなど。またそれら全てのエージェントを指揮する「メタエージェント」。それらは石若が自分の即興演奏を振り返り、それをプロジェクトの開発者とともに、言語化、実装化していった過程で生み出されました。
単に技術的な新規さを求めるのではなく、人間とテクノロジーが生み出す音楽や、両者の間のセッションの確かさを求めて創作された結果、石若は、パフォーマンスを通じて、エージェントたちに人間のもつ意識を感じるまでになり、彼自身の即興演奏のスタイルが変化したと言います。同時に、エージェントたちは人間には鳴らせない音色や音の連なりを持つユニークな音楽を生み出しました。
音楽とテクノロジーの新たなコラボレーションを描がいたライブ音源は、唯一無二といえるでしょう。

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